製品写真
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 古河電気工業はFTTHに向けに,小型な光電変換モジュール「FITELwave SmartONU」を開発した(発表資料)。伝送速度が1Gビット/秒のFTTHの方式「GE-PON」に対応する。外径寸法は100mm×30mm×13mm,FTTHで利用する従来の宅内向け光終端装置(ONU)に比べて,約1/15の大きさだとする。GBICコネクタを備えるスイッチやルーターなどに直結できる。さらに接続した装置から給電される。そのため,従来必要だったONUとルーター間の配線やONUの電源ケーブルなどが不要になる。

 今回小さくできたのは,主に光送受信モジュールと,アクセス制御などを行うLSIを小型化したため。前者には古河電気工業の開発した「I-PACK」,後者には米Teknovus,Inc.の「TK3713」を利用している。2006年6月からサンプル出荷予定で,2006年度下半期に量産化を目指す。オフィス向けネットワーク機器に販売する予定。

 今回の製品は,2006年6月4日~8日まで米国で開催される「GLOBALCOMM 2006」や同年6月5日~9日まで幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2006」などで展示される。