アルプス電気の「ワイヤレスLAN & Bluetoothコンボモジュール」。外形寸法は,11mm×11mm×1.4mm
アルプス電気の「ワイヤレスLAN & Bluetoothコンボモジュール」。外形寸法は,11mm×11mm×1.4mm
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モジュール内のブロック図。互いのベースバンドLSIを直結する
モジュール内のブロック図。互いのベースバンドLSIを直結する
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 アルプス電気は,IEEE802.11b/g対応無線LAN用チップセットとBluetooth 2.0用チップセットを1つの小型モジュールにまとめたものを「ALPS SHOW 2006」に参考出展した。IEEE802.15.2をガイドラインとして策定された,無線LANとBluetoothの共存を図る仕様「Bluetooth Co-existence」に準拠し,無線LANとBluetoothを同時に利用できるという。2006年末ころに量産する。

 IEEE802.15.2では,無線LANとBluetoothのベースバンドLSIを配線で直結し,互いに通信のタイミングを伝えることで電波干渉や回路の電磁妨害の発生を防ぐ。「携帯電話機で,Bluetoothを利用してハンズフリー通話をしながら,無線LAN経由でビデオを受信することもできる」という。

 モジュールの外形寸法は,11mm×11mm×1.4mm。利用するLSIは無線LAN,Bluetoothとも複数のチップ・メーカーの製品を選べるようにした。「チップ・メーカーを指定してくるユーザーが多いため」という。