ソフトバンクは,買収したボーダフォンの社号を2006年10月1日より「ソフトバンクモバイル」に変更する(ニュース・リリース)。同じくブランド名も「ボーダフォン」を「ソフトバンク」に変更する。ロゴマークは,ソフトバンクグループが展開するロゴに統一する。

 ブランド名の変更時期も,社号変更と同じく10月1日を目標とする。ただし「ナンバーポータビリティーの開始時期によって,前後にずれることがある」(ソフトバンク 代表取締役社長の孫正義氏)。店の看板や端末のロゴは10月末までに切り替える。

ブランド名を「ソフトバンク」とした理由は

 孫氏によれば,新ブランド名を「ソフトバンク」としたことの意義は二つある。一つは,プロ野球への参入などによって「ソフトバンクという名称の認知度が相当なレベルに達した」(孫氏)と判断したこと。もう一つは,同グループが本業として携帯電話事業に取り組む姿勢を明確にし,グループ全体の相乗効果を高めることである。

 この新ブランド名は,2000もの候補の中から選出されたという。非公開で社外・社内でのアンケート調査を実施して候補を絞った上で,予選,準決勝,決勝と投票でブランド名を競わせた。「投票の結果,勝ち抜きで残ったのは『ソフトバンク』だった。決勝のぎりぎりまで分からなかった」(孫氏)。