任天堂は,E3の会場ブースにおいて,同社が2006年第4四半期に発売予定の家庭用ゲーム機「Wii」の本体とコントローラを出展した。
会場ブース中央に設けたWiiの特設コーナーに,本体とコントローラを陳列した。このほか発売予定のWiiのゲーム・タイトルを実際に試せるコーナーを設けた。話題のゲームを試せるとあって,ブースには参加者の長蛇の列ができた(Tech-On!の関連記事)。このほかニンテンドーDSの体験コーナーも相変わらずの賑わいだった。
ルアー釣りのゲームにも
Wiiのコントローラは,ホワイト/ブルー/ブラックの3色のカラー・バリエーションを見せたほか,同社が「Nunchuk Style」と呼ぶタイプ,従来コントローラに似た「Classic Style」タイプ,そして拳銃の形をした「Zapper Style」タイプの3種類を見せた。コントローラの隣に,赤外線受光部とみられる細長い形状の装置も出展していた。Wiiのコントローラは,本体と無線で接続して傾きなどの情報を伝えるが,コントローラの絶対的な位置の把握が必要なゲームなどには,こうした赤外線受光部が必要になるとみられる。この赤外線受光部は,会場のデモではテレビ受像機の画面下部に設置していた。
Wiiのゲームを試すコーナーでは,コントローラを様々な用途に使うゲームを見せていた。野球のバットやテニスのラケットのように振り回すだけでなく,手のひらに載せて平衡感覚を試すゲームや,ハエたたきのように打ち下ろしたり,またルアー釣りのキャスティングを行うといった例も見せていた。