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【ODS】TDK,容量200Gバイトの6層追記型Blu-ray Disc媒体を実現

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2006/04/26 17:59
浅川 直輝=日経エレクトロニクス

 TDKは,記録層を6層重ねることで容量を200Gバイトにまで高めた,追記型のBlu-ray Disc媒体を試作した。現行のBlu-ray Disc1層媒体と比べ,約8倍の容量となる。同社は,カナダのMontrealで開催中の光ディスク関連技術の国際会議「ODS 2006」で成果を発表した。

 TDKは2003年に,容量25Gバイトの記録層を4層重ねた100Gバイトの追記型媒体を試作している(Tech-On!関連記事)。今回は,信号処理方式を変えて1層当たりの容量を33.3Gバイトまで高めた上で,新規の記録材料の採用により記録層を6層にまで増やした。
 
 36Mビット/秒で記録再生した際のビット誤り率は,層によって異なるが5.0×10-5〜2.3×10-6の範囲内だった。

レーザを当てて気泡を作る

 今回試作したディスクの層構造は,最下層のL0層から最上層のL5層まで記録層を形成し,その上に0.1mmのカバー層と,キズや汚れを防ぐハード・コート層を重ねる構造を取る。L0層は,既に実用化済みであるSi層-Cu合金層の無機材料を使用(Tech-On!関連記事)。L1〜L5層には,過酸化ビスマスと酸化ゲルマニウムで構成する新規の無機材料を採用した。過酸化ビスマスにレーザを当てると,690Kまで温度が高まったところで酸素が析出し,気泡を形成する。この気泡の有無を,レーザ光の反射率の違いで読み取る。

 酸化ゲルマニウムは,含有濃度を変えることで記録層の透過率を73%〜88%の間で自由に変えられる性質がある。これにより,多層化技術の要となる記録層の透過率をきめ細かく設定できるようになり,6層化の実現につながった。

 信号処理方式には,HDDなどで実績があるPRML(partial response maximum likelihood)技術の一種である「PR12221ML」を採用した。

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