JumpcutのWWWサイト
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ビデオ編集の画面
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フル画面でビデオ再生が可能
フル画面でビデオ再生が可能
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Jumpcutで用意するユーザー専用のWWWサイト。自分が公開したビデオに加えて,お気入りの他のユーザーのビデオも表示できる。
Jumpcutで用意するユーザー専用のWWWサイト。自分が公開したビデオに加えて,お気入りの他のユーザーのビデオも表示できる。
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 米ベンチャー企業MiraVida Media, Inc.は,ビデオ編集の無料オンライン・サービス「Jumpcut」(同社のWWWサイト)を米国ラスベガスで開催中の「NAB2006」で発表した。Jumpcutは,WWWサイトに搭載された米Adobe Systems Inc.の「Flash」技術を利用するWebアプリケーションによるビデオ編集システムである。米国では,個人が作成したビデオ・コンテンツに人気があることが話題になっている。Jumpcutが目指すのは,「ファイルをアップロードしたユーザー自身,あるいは第三者を含む複数の人間がビデオ・ファイルを簡単に編集したり,できあがったビデオを公開する」といったことを簡単にできる仕組みを用意することである。

 Jumpcutのサービスを利用するため,ユーザーはまず自分のビデオ・ファイルをJumpcutのWWWサイト経由でアップロードする。電子メールを利用することもできる。アップロードしたビデオ・ファイルの形式がQuickTimeやWindows Mediaなどの場合は,サーバ側でFlash用のビデオ・ファイルにトランスコーディングする。この後,WWWサイトでビデオ編集用アプリケーションを立ち上げる。ユーザー自身がビデオ・クリップを編集する機能のほかに,他のユーザーが作成したビデオを選択して導入することや,テキストの追加,ビデオにエフェクトを施すといった機能もある。

 MiraVida社によると,Jumpcutのビジネス・モデルはまだ決めていない。今後,「さらに便利な機能を取り込んでそれを有料で提供する」あるいは「同社のビデオ編集アプリケーションを有料で他社のWWWサイトで採用できるようにする」するといったことを検討中という。