米Adobe社,DMUツール「Project Reviewer」の開発元であるTTF社を買収
米Adobe Systems社は,仏Trade and Technologies France(TTF)社を買収した。2006年4月21日に発表した。TTF社は,主要3次元CADのネイティブ・データ形式を直接読み込めるDMU(デジタル・モックアップ)ツール「Project Reviewer」の開発元。TTFのデータ変換技術を得ることでAdobe社は,2006年1月に発売した「Acrobat 3D」など,3次元モデルを取り込めるPDFツールの機能を強化していくと思われる。買収金額については非公開。
Acrobat 3DではPDFに3次元モデルを取り込む際,さまざまな3次元データ形式を「U3D(Universal 3D)」形式に変換している。この変換機能の中では既にTTFの技術が適用されている模様で,今回の買収によってどのような点が強化されていくのかは現時点では不明だ。ただし,Acrobat 3Dは既に主要フォーマットのほとんどをサポートしているため,フォーマットの種類を増やすというよりは,変換後のデータ品質を向上する方向の開発が進むと思われる。
日本国内におけるProject Reviewerの販売元であるコダマコーポレーション(本社横浜市)によると,TTF社はProject Reviewerの開発は継続していく意向だという。断面表示や計測が可能とはいえ,3次元モデルを埋め込んだPDFをデザインレビューなどに活用することは考えにくい。製品名や販売・サポート体制について変更になる可能性はあるが,DMUツールとしても存続していくことになりそうだ。(中山 力)












