KDDIとセイコーインスツルが共同開発した通信モジュール「M1TA01A」
KDDIとセイコーインスツルが共同開発した通信モジュール「M1TA01A」
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 KDDIとセイコーインスツルは,通信モジュールの開発と供給で提携した(発表資料)。第一弾製品として,遠隔監視を想定した小型軽量の通信モジュール「M1TA01A」を共同開発した。2006年4月中旬から販売を始める。

 M1TA01Aの外形寸法は37mm×50mm×5.3mm,重さは23g。通信方式はCDMA 1X/cdmaOneのパケット交換に対応しており,下り方向の通信速度は最大144kビット/秒,上り最大64kビット/秒である。消費電流は,省電力モード時に平均5mA,通信時に最大700mA。電源電圧は3.5V~4.2V。無線経由で電話番号など加入者情報を書き換えられる。

 すでに安川情報システムや明電舎,サンデンが,同モジュールを搭載した機器を開発している。KDDIは,機器メーカーを対象とした「KDDIモバイルソリューションパートナー」(KDDI-MSP) を用意しており,登録企業向けに機器開発に必要な技術情報を公開している。