アッカ・ネットワークスは,モバイルWiMAXの実証実験用無線局免許を総務省に申請した。実験期間は,2006年6月からの1年間を予定する。実験エリアは,神奈川県の横須賀リサーチ・パーク付近。周波数は,2.5GHz帯を用いる。

 同社は2006年4月3日に,「WiMAX推進室」と呼ぶ専任部署を設置してモバイルWiMAXへの取り組みを強化したばかり。2.5GHz帯の割り当てが検討されているモバイルWiMAX向け周波数の獲得に向けて,実証実験に「参戦」する通信事業者は増える一方である。

 アッカは今回,実験機器として仏Alcatel社の製品群を採用した(関連記事)。電界強度や実効速度,移動性,ハンドオーバー機能などの基本特性や,VoIP(voice over internet protocol)や動画配信などの各種アプリケーションの動作を検証するという。