図●Samsung社の液晶テレビ用パネルのサイズ別出荷比率 |
半導体部門は売上高が対前年同期比3%減の4兆3300億ウォン,営業利益は同19%減の1兆1200億ウォンだった。DRAMは,平均単価が512Mバイト品で直前四半期から約7米ドル下落,ビット換算の出荷量も直前期比で2%程度,減少している。NAND型フラッシュ・メモリは,4Gビット品の出荷が伸びてビット換算の出荷量は直前期から17%増加したものの,平均単価は直前期から25%下落した。
通信部門も売上高が対前年同期比5%減の4兆5900億ウォン,営業利益が同45%減の4600億ウォンと低迷した。携帯電話機の出荷台数は2900万台で,前年同期を19%上回ったが,平均単価が低下したため,業績は振るわなかった。南米地域やアジア地域での売り上げが伸びたことなどで,輸出モデルの平均単価は前年同期から6%低下した。韓国国内においても,普及価格帯の製品の売り上げが増えたため,平均単価は約12%下落している。
液晶パネルは売り上げ好調
液晶パネル部門は売上高が対前年同期比41%増の2兆6800億ウォン,営業利益が同367%増の1100億ウォンだった。利益は前年同期に比べて大幅増となったが,これは前年同期の利益が著しく低かったため(Tech-On!関連記事)。液晶パネルの出荷数量は前年同期から約40%増加した。液晶テレビ向けでは大型品の出荷比率が増しており,40インチ型以上のパネル出荷量は直前期から20%伸長した。ただし,平均単価は40インチ型液晶テレビ用パネルで直前期から6%低下している。
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