会場近くのホテルでは巨大広告も目立つ
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Motorola社のブース
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薄型ケータイでGoogleを利用
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 全米最大規模の携帯電話関連の展示会「CTIA Wireless 2006」が,米国ネバダ州ラスベガスで2006年4月5日に開幕した(ホームページ)。CTIA Wirelessは例年,春はニューオーリンズで,秋の「CTIA Wireless & IT」はサンフランシスコで開催されていた。それが昨年ニューオーリンズを襲った巨大ハリケーンの影響で展示会場が大きな被害を受けたため,今年の春はラスベガスでの開催となった。

 会場のLas Vegas Convention Center周辺では,大手携帯電話機メーカーが強烈な宣伝合戦を繰り広げている。例えば米国でのCDMA方式の携帯電話機のシェアが高い韓国LG Electronics社は,会場に隣接するホテルの周囲全体を覆うように,自社の携帯電話機の巨大広告を見せ付けた。韓国Samsung Electronics社も同様に,会場周囲で薄型のCDMA方式の携帯電話機を宣伝している。このほか期間中にMediaFLOの伝送実験を行う予定のQUALCOMM社の広告も目立つ( Tech-On!の関連記事)。

お目当ては「RAZR」

 今回のCTIA Wirelessではこのほか,DVB-Hなど携帯機器向けのテレビ放送に関する話題や,モバイルWiMAXFMC(fixed mobile convergence),音楽や動画コンテンツの配信サービスなどに関連する話題がトピックになりそうだ。初日の基調講演では,米Disney社がMVNOによる携帯電話サービスへの参入を発表するなど,エンターテインメント関連の話題にも注目が集まりそうだ。

 展示会場がオープンしたのと同時に,多くの参加者が携帯電話機メーカーの巨大なブースに向かってなだれこんだ。なかでもMotorola社のブースは,あっという間に参加者であふれた。お目当ては薄型の携帯電話機「RAZR」シリーズ。薄型の筐体デザインに高い人気がある。今回のCTIAにあわせて音楽ダウンロード機能に対応する機種も出展されており,ますます人気が過熱しそうだ(ニュースリリース)。