J−Mossにおける「含有マーク」
J−Mossにおける「含有マーク」
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 NECとNECパーソナルプロダクツは,今後発売する個人および企業向けのパソコンのすべての新製品において,RoHS指令に対応すると発表した。RoHS指令は,2006年7月に欧州連合(EU)が施行し,特定の6物質の含有を制限するもの。NECは,1998年からハンダのPb(鉛)フリー化を進め,RoHS指令への対応を準備してきたという。

 新製品はRoHS指令に対応することから,日本における規格である「J−Moss」にも対応する。このため,任意で付与できる「非含有マーク(グリーンマーク)」を貼り付けて出荷するという。J−Mossは,電気・電子機器における特定化学物質の含有表示方法を規定した規格である。2006年7月から,RoHS指令で含有が制限されるのと同じ6物質を基準値以上に含有している場合には,「含有マーク」の表示とWWWサイトにおける含有情報の開示が必要になる。これに対し,特定化学物質の含有量が基準値以下の場合には,任意で「非含有マーク」を付与できる。

 さらに,ノート・パソコンについては,JEITAが策定する「パソコンに関するVOCガイドライン」に対応するという。