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HOMEスキルアップマネジメント > 「日亜特許に十分ご注意を」,日亜化学工業が白色LED関連の国内特許網を構築【訂正あり】

「日亜特許に十分ご注意を」,日亜化学工業が白色LED関連の国内特許網を構築【訂正あり】

  • 大久保 聡=日経エレクトロニクス
  • 2006/03/23 20:27
  • 1/1ページ

 日亜化学工業は,白色発光ダイオード(LED)など,GaN系半導体を使ったLEDと蛍光体材料を組み合わせた発光素子に関連する日本国内における特許網を構築したと発表した(発表資料)。特許網は6件の国内特許で構成する。これらの中には「蛍光体の組成,発光素子の形状について限定がないものもある」(同社)とし,白色LEDに関して有効な特許とした。

 液晶パネルのバックライトなどに搭載するサイドビュー・タイプの白色LEDにおいて,同社とクロスライセンスあるいはライセンスを結んでいない国内メーカーや韓国メーカー,台湾メーカーが攻勢を強めている。TAG(テルビウム・アルミニウム・ガーネット)系蛍光体材料など,日亜化学工業が強みを持つYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系蛍光体材料を使わない白色LEDが続々と登場している。今回,日亜化学工業は白色LEDの構成材料の種類に依存しない強力な特許を保有していることを強調し,これらLEDメーカーを牽制する狙いだ。

 GaN系半導体を使う青色LEDと蛍光体材料を組み合わせる白色LEDの多くは,「特許網のいずれかの特許を使っている」(日亜化学工業)という。同社は,豊田合成やドイツOSRAM GmbH,米Cree,Inc,米Lumileds Lighting,LLCとクロスライセンス契約を締結している。シチズン電子と朝日ラバーには,白色LED関連特許をライセンス供与している。これらのメーカー以外が製造する白色LEDは,国内において今回取り上げた特許を「侵害している恐れがある」(日亜化学工業)と主張する。「紫外光を発するLEDとストロンチウム系の蛍光体材料を組み合わせた白色LEDならば抵触はしない。ただし,このような製品は寿命が短く,輝度も低く,市場にほとんど出回っていない」(同社)。

「LEDの発光色を蛍光体で色補正する」という幅広い特許も

 今回,日亜化学工業が挙げた特許の番号は,特許第2900928号,同2927279号,同3503139号,同3700502号,同3724490号,同3724498号である。特許第2900928号は,サファイア基板を使う青色LEDチップと蛍光体材料を組み合わせる技術である。蛍光体材料の材質については特定していない。特許第2927279号は,発光波長が450nm~475nmにピーク波長を持つLEDチップとYAG系蛍光体材料を組み合わせる技術。同3503139号は,発光のピーク波長が420nm~490nmのLEDチップと,Ceを含むガーネット系蛍光体材料を組み合わせるというもの。同3700502号は,量子井戸構造を採るピーク波長が420nm~490nmのLEDチップとCeを含むガーネット系蛍光体材料で構成する技術。同3724490号は,LEDチップに蛍光体材料を組み合わせるというもの。蛍光体材料の種類は限定していない。同3724498号は,青色領域に発光ピークを備えたLEDチップと,420nm~440nm付近の波長によって励起される蛍光体材料で構成する技術に関する。ここでも蛍光体材料の種類を限定していない。

【訂正】当初,日亜化学工業が保有する特許第3724498号の概要を「ピーク波長が420nm~440nmのLEDチップと蛍光体材料で構成する技術に関する」としていましたが,正しくは「青色領域に発光ピークを備えたLEDチップと,420nm~440nm付近の波長によって励起される蛍光体材料で構成する技術に関する」でした。お詫びして訂正いたします。

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