「サイクロイド型ヒンジ」を採用した「Vodafone 905SH」
「サイクロイド型ヒンジ」を採用した「Vodafone 905SH」
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 ボーダフォン,携帯機器向け地上デジタル放送「ワンセグ」に対応した携帯電話機「Vodafone 905SH」を正式発表した(発表資料)。2006年6月に開催されるサッカーのFIFAワールドカップに合わせて発売するという。製造はシャープである。

 ボーダフォンは,2月の記者会見で同機種を披露していた(Tech-On!の関連記事)。特徴は,表示部を横に90度回転することで,横長の画面でテレビ放送を表示できる「サイクロイド型ヒンジ」と呼ぶ回転機構を採用したこと。これにより,携帯電話機の画面でワンセグを視聴しながらキー操作が可能になる。

 2月の会見では明らかにしていなかった仕様も明らかになった。放送受信機能では,ワンセグのほかに,アナログ・テレビ放送とFMラジオ放送の受信が可能である。字幕表示機能も搭載する。通信方式は,第3世代移動体通信(3G)方式のW-CDMAである。

 液晶パネルには,シャープの液晶テレビ「AQUOS」でも使われるASV(Advanced Super V)液晶技術を応用した「モバイルASV液晶」を採用した。広い視野角と高い視認性が特徴だという。画面寸法は2.6インチ,画素数は400×240画素である。6色のカラー・フィルタを搭載する。