CeBIT 206では,CESなどで出展済みのBlu-ray Discプレーヤ試作機を展示した
CeBIT 206では,CESなどで出展済みのBlu-ray Discプレーヤ試作機を展示した
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 松下電器産業は,欧州市場に向けてBlu-ray Discプレーヤを2006年秋に発売すると発表した。

 同社のBl-ray Discプレーヤには,他のAV機器との連携を容易にする「HDAVI」と呼ぶ機能を搭載する(Tech-On!関連記事)。HDAVIに対応するテレビ受像機などのAV機器をHDMI端子でBlu-ray Discプレーヤと接続すれば,Blu-ray DiscプレーヤのリモコンのボタンでAV機器を操作できる。同社は,2006年春に発売予定の薄型テレビ「VIERA」やDVDレコーダ「DIGA」などの各AV製品を,HDAVI機能に対応させた(Tech-On!の関連記事)。

 同社は今回のCeBIT 2006でBlu-ray Discプレーヤの試作機を展示しているが,実際の製品はこれとは異なるデザインとなる。今回は価格についての発表はなかったが,2006年に発売予定のBlu-ray Discプレーヤ機能を持つゲーム機「プレイステーション 3」や,価格を500米ドル以下に設定した東芝のHD DVDプレーヤを意識した価格設定になりそうだ。「何とか高い値段で売れるような付加価値をつけるよう,知恵を絞っている」(松下電器産業の技術者)という。