日経エレクトロニクスは2006年4月に創刊35周年を迎えます。その節目とすべく2号連続の大型特集を企画中です。テーマは「世界市場で戦えるエレクトロニクス・メーカーの条件」。その手がかりを探すべく,4人の記者がB(ブラジル)R(ロシア)I(インド)C(中国)に赴きます。急成長を遂げているこれらの市場で今何が起こっているのか。現地からのレポートにご期待ください。
ブラジル
【その1】 情熱の国へ
むあっとした熱気,深い緑,空の青---。サンフランシスコから計16時間のフライトでやってきたサンパウロは,じっとりと湿気のある盛夏の様相でした。(記事を読む、03/10 20:47)
- 【その2】 意外に涼しいサンパウロ
- 【その3】 ケータイは分割払いが当たり前
- 【その4】 ワールドカップでテレビ出荷増に期待
ロシア
ロシアに研究開発拠点を置く意味--Intel社のロシア法人に聞く
米国以外に,中国,インド,ロシアなどに研究開発拠点を置く米Intel Corp.。各国の技術者たちの得意分野を使い分けて,製品開発に有効に活かすのが狙いだ。Intel社 Moscow R&D site General ManagerのOleg Suitin氏に,ロシア法人の活動などについて聞いた。(記事を読む、04/17 15:11)
- 【その1】 寒くて熱い,北の国から
- 【その2】 所変わればやり方も変わる
- 【その3】 「ロシアの秋葉原」,ただ今急成長中
- 【その4】 Samsung対LG,「橋上」対決
- 【その5】 「スピードは?」「う~ん、100MB/秒ぐらいかな」
- ロシアの販売店に売れ筋のデジタル機器を聞く
インド
「Motorolaブランドの携帯電話機。ソフト開発の4割を我々が担っている」とインド法人の担当者
最近の1年間で3000万契約増と,猛烈な勢いで成長するインドの携帯電話機市場。フィンランドNokia社,韓国Samsung Electronics社に次いで,シェア3位につける米Motorola社のインド法人に,現地での携帯電話機の開発体制について聞いた。(記事を読む、04/11 17:06)
- 【その1】 混沌の国に到着
- 【その2】 携帯電話機の中古マーケットに潜入
- 【その3】 売れ筋の29型テレビ,店頭での人気ブランドは?
- 【その4】 えっ,こんなところにApple Store?
- 【その5】 デリーにも「秋葉原」がありました
- 【その6】 バンガロールで驚いた
- 【番外編】 同時爆弾テロ,その時現地では
- Intel社のインド法人にバンガロール拠点の開発体制を聞いた
中国
【その5】 深センの電脳街はとんでもない規模だった
中国における電機産業の集積地,深セン・東莞地区。ここを取材で訪れる以上,電脳街「華強北」には行かなきゃ。そう考えて踏み入れてみた。驚愕した。(記事を読む、03/23 21:46)
- 【その1】 ウワサは本当だった
- 【その2】 想像を超えた薄型テレビをめぐる戦い
- 【その3】 「えっ?そんな値段?」 若者が集うITモールで目にしたもの
- 【その4】 五輪に向かって急ピッチで整う社会インフラ
NEブログ
欧州スタイルが目立つブラジルで
ブラジル最大の都市サンパウロ。南米経済の中心とも呼ばれるこの地を,35周年特集記事の取材で今回初めて訪れました。その取材の中で思いを新たにしたのは,ブラジルと欧州の結びつきの強さです。(記事を読む、03/17 11:04)
後ろから迫る足音はことの外大きい,中国取材で感じた彼らの勢い
実質GDP成長率が10%に迫る勢いで経済成長を遂げる中国。新聞報道などで中国が取り上げられない日はないほどだ。「果たして本当の中国はどうなのだろうか」——心躍らせながら,私は中国に渡った。(記事を読む、03/17)
マイナス10℃のロシアで感じた熱気
皆さんはロシアに対してどういうイメージをお持ちでしょうか。シャラポワ?スルツカヤ?最近ではそれもあるでしょうが,旧ソビエト連邦時代の閉鎖的なイメージや,相次ぐテロ事件などやや暗いイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。私もそうでした。(記事を読む、03/15)
用語
BRICs
Brazil(ブラジル),Russia(ロシア),India(インド),China(中国)の頭文字を取った4カ国の総称。いずれも,経済成長率の高さと人口規模の大きさなどから,将来大規模な市場を形成し得る国として注目を集めている。最近では,最後のSを大文字にして「BRICS」と表し,5カ国目としてSouth Africa(南アフリカ)を加えることもある。(続きを読む)