三菱エンプラ,新規IEC規格に対応する難燃性のPBT材料を開発
三菱エンジニアプラスチックス(本社東京)は,国際電気標準会議(IEC)の新規規格に対応した難燃性のポリブチレン・テレフタレート(PBT)樹脂「ノバデュラン5830GN6」シリーズを開発した。対応するのは,IEC60335-1第4版。冷蔵庫やエアコンなど,人の注意が行き届かない状態で動作して,0.2A以上の電流が流れる製品や部品を対象とした規格だ。
5830GN6は,機械的な特性,耐熱性,寸法特性,流動性が従来の難燃PBTとほぼ同じ。そのため,現行材料と同じ成形機や金型,ほぼ同等の成形条件を適用できる。難燃剤としては臭素系のものを使用しているが,RoHS指令で定める特定難燃剤は使わず,環境にも配慮した。
5830GN6は既に,耐トラッキング性(PTI)や赤熱電線発火特性(GWIT)を定めたドイツ電気技術者協会(VDE)規格を取得している。新材料のPTIは325Vで,GWITは800℃/0.03mmt,850℃/3mmt。一般の難燃PBTのPTIは200〜250Vで,GWITは700℃前後だ。さらに,国際的な難燃規格である米保険業者安全試験所(UL)規格についても,難燃性と電気特性の基準を満たす。













