開発中のセットトップ・ボックス(STB)の外観
開発中のセットトップ・ボックス(STB)の外観
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 ゼンテック・テクノロジー・ジャパンと同社の子会社であるゼン・ティーコムは,地上デジタル・テレビ放送とインターネット放送の両方を受信できるセットトップ・ボックス(STB)を共同開発する(発表資料)。2006年第3四半期(10~12月)に出荷開始の予定。

 ホテルや病院などに設置済みのアナログ・テレビと接続し,地上デジタル放送とインターネット放送(USENが提供する「GyaO」のような動画配信サービス)の両方を視聴する用途を想定する。ゼンテックが開発したデジタル放送受信モジュールを使い,ゼン・ティーコムがインターネット・アクセス機能と統合したSTBを開発する。詳細な仕様は未公開。

 当初はホテル,マンション,病院,地方自治体などを中心に販売し,3年間で10万台程度の販売を見込む。価格は未定だが「数千台単位の注文で5~6万円程度の価格帯」とする。