エルピーダメモリは,2005年度第3四半期(2005年10月~12月)の業績予想を修正した。売上高は前回予想の580億~630億円に対して590億円と想定内だが,営業利益は前回予想の15億~45億円に対して6億5000万円にとどまる見通しとなった。経常損失を7億円計上する見込みで,当期純利益も1億6000万円と,前回予想の10億~40億円に対して大幅な下方修正だ。
修正の理由は,DRAM価格の下落。DRAMのスポット市場の平均価格(512Mバイト,DDR2型)が第3四半期中に約25%下落し,エルピーダの平均販売価格でも当初予測の5%を上回る7%の下落があったという。ただし,出荷ビット数量は増加しているとする。