Ethernet技術を推進する業界団体Ethernet Allianceが,2006年1月10日に発足した(発表資料)。創設したのは,米3Com Corp.,米ADC社,米Agere Systems Inc.,米Applied Micro Circuits Corp. (AMCC), 米Aquantia Corp.,米Broadcom Corp.,米Force10 Networks,Inc.,米Foundry Networks,Inc.,米Intel Corp.,米Lawrence Berkeley Labs,パイオニア,米Quake Technologies,Inc.,韓国Samsung Electronics Co., Ltd.,米Sun Microsystems,Inc.,イスラエルTehuti Networks Ltd.,米Tyco Electronics社,米The University of New Hampshire InterOperability Laboratory (UNH-IOL),米Xilinx,Inc.の18団体。

 Ethernet技術を推進する団体は,これまでもいくつかあった。例えば,100Mビット/秒版,1Gビット/秒版など新しい規格が策定するたびに,それぞれの規格を定着させるための団体が関連メーカーによって設立されてきた。それに対して今回発足した団体は,すべてのEthernet技術を包含するものになる。従来のような規格別の細切れの団体では,人的・金銭的な資源が分散してしまうという反省に立ったものだという。

 2006年の活動としては,新しい技術の創造,相互接続の検証,啓蒙活動がある。新技術の例としては100Gビット/秒版のEthernet,相互接続としては銅線を使う10Gビット/秒版規格「10GBASE-T」,多モード光ファイバを使う規格「10GBASE-LRM」などを挙げている。このほか,民生機器への採用にも一層力を入れるという。