Blu-ray Discプレーヤ「BDP-HD1」の概要
Blu-ray Discプレーヤ「BDP-HD1」の概要
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家庭内ネットワーク仕様のDLNAに準拠させる
家庭内ネットワーク仕様のDLNAに準拠させる
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Blue-ray Disc/DVD記録装置「BDR-101A」の概要
Blue-ray Disc/DVD記録装置「BDR-101A」の概要
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 パイオニアは「2006 CES International」に先駆けて開催した記者会見で,Blu-ray Discプレーヤの発売時期を2006年5月,価格は1800米ドルを予定していると発表した。対抗陣営の東芝などが,499米ドルと低価格のHD DVDプレーヤを提供する予定であることについて「我々の製品が高価すぎるとの指摘は適切でないと思っている。次世代光ディスク・プレーヤの当初のユーザーは,性能や画質を強く意識する層になる。このため,性能面での妥協は許されない。この価格で製品を仕上げる意味は大きい」(パイオニアの米国法人)と述べた。

 発売予定の製品の型番は「BDP-HD1」である。家庭内ネットワーク仕様のDLNA(digital living network alliance)に準拠させる。Windows XPを搭載するパソコンと接続して,写真や音楽,動画といったデジタル・コンテンツをやり取りできるようにするという。「家庭内のデジタル・コンテンツを蓄える『Home Media Gallery』として利用できるようにする」(同社)。HDMIインタフェースを備え,1080p(走査線数1080本の順次走査)の映像出力が可能である。

 記者会見では2005年12月末に発表したばかりの,デスクトップ・パソコンに向けたBlue-ray Disc/DVD記録装置「BDR-101A」についても言及した(関連記事)。2006年第1四半期に出荷を始めるという。BD-RとBD-REは1層媒体の2倍速記録に対応するほか,BD-ROM/R/REの再生が可能である。DVDへの書き込み速度はDVD-R/+Rが8倍速,DVD-RW/+RWが4倍速。再生はDVD-ROM,DVD-R/+R,DVD-RW/+RWに対応する。外形寸法は148mm×42.3mm×198mmのハーフ・ハイト品である。記者会見では「CD系の媒体にはなぜ対応しないのか」という質問が飛んだが「CD媒体にも対応しようとするとコストがかさむほか,出荷時期を遅らせる要因にもなる。早期の出荷を優先してCD系媒体への対応は今回は見送った」(同社)とかわした。