「共同ファブ」ではなく,日本版の「独立ファウンドリ」を設立へ
日立製作所,東芝,ルネサス テクノロジの3社は,日本版の独立ファウンドリを目指した企画会社を2006年1月にも設立する方向で検討に入った(関連記事)。これまで報道されてきた「共同ファブ」ではなく,「独立ファウンドリ」を目指している点が注目できる。
共同ファブの場合,出資元の親会社向けにLSIを製造するだけなので,事業規模を拡大することは難しい。一方,独立ファウンドリは世界中の大手機器メーカーやファブレスを相手に事業を拡大できる。このため,LSI製造の分野で勝負するなら,独立ファウンドリを目指すべきとの指摘はこれまでもあった。
独立ファウンドリを目指す場合,最大手の台湾Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd.(TSMC)と真っ向から勝負することになる。TSMCをしのぐ製造コストやTAT(turn-around time)を実現しない限り,まともな勝負は難しいとの指摘が多い。
使用するプロセスに関しては,ユーザーの要求を調査した上で決めていくが,現状では65nmノード(hp90)のLSI製造から着手していく方向である。ゼロから工場を建てるか,既存のLSI工場を利用するかは決まっていない。しかし,TSMCが65nmノードの試作をすでに開始していることを考えると,新工場をゼロから建設していたのでは事業機会を失う可能性が高い(詳細はNIKKEI MICRODEVICES 2006年1月号,p.13に掲載)。












