産業技術総合研究所の光技術研究部門は,印刷法でプラスチック基板上にメモリー素子を作製し,10日以上のメモリー保持特性を持つことを確認した。外部から入力した価格などの製品情報を記憶・表示できる電子タグ値札への応用や,書き換え時の消費電力をケタ違いに削減したフレキシブル液晶ディスプレイへの応用が期待できる。これまで印刷法でプラスチック基板上に駆動素子や表示素子を作製した事例は数多くあったが,メモリー素子の作製は技術的障壁が高く,開発事例も少なかった。特に安定性の確保が難しく,「メモリー素子の保持特性まで報告した例はほとんどなかった」(同部門有機半導体デバイスグループ長の鎌田俊英氏)と言う。

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