開発中のノート・パソコンのデザイン例
開発中のノート・パソコンのデザイン例
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 米MIT(Massachusetts Institute of Technology)のMedia Labは,開発中の低コスト型ノート・パソコンの試作機を,2006年1月5日から米ネバダ州ラスベガスで開催される「2006 International CES」に出展する(関連ホームページ)。開発を進めているMedia Labの担当者が明らかにしたもの。

 同ノート・パソコンは,子供の教育用途に,開発途上国の政府などに100米ドル程度と低価格で供給していく狙いで開発を進めているもの。Media Labは,2005年11月にチュニジアで開催された国連世界情報社会サミット「WSIS(World Summit on the Information Society)」において試作機を初公開していた(Tech-On!の関連記事)。

 Media Labが開発中のノート・パソコンは,OSにLinuxを使い,最大動作周波数が500MHz程度のマイクロプロセサを搭載する予定。無線LANを使ったメッシュ型のネットワーク接続機能を備えるほか,駆動源に通常の2次電池のほか,手回しによる発電機構や太陽電池などを搭載するという。