日本デルファイ、衝突時のドライバーの傷害を低減するモジュールを日本で初公開
日本デルファイ・オートモーティブ・システムズは、2005年11月16日に都内で開催した技術説明会「デルファイ・テックフォーラム」で、前面衝突時におけるドライバーの傷害を従来比で最大27%も削減できるモジュール「デルファイ・ドライバー保護モジュール(DDPM)」を公開した。衝撃吸収ステアリングと、ニー・ボルスター(膝の保護装置)、傷害防止ペダルを統合したもので、2005年9月に開催されたフランクフルト・モーターショーで公開されたもの(関連記事)。日本で公開するのは初めて。
![]() 図◎日本デルファイが公開したドライバー保護モジュール。ステアリングコラムは水平方向に、ニー・ボルスターは斜め上方向に、それぞれ衝撃を吸収する。 |
ステアリング・コラムとニー・ボルスターはそれぞれ4本の伸縮する支柱に支持されており、ドライバーの胸や膝が、衝突の衝撃で、それぞれステアリングやニー・ボルスターにぶつかると、ステアリング・コラムは水平方向に移動することで衝撃を吸収する一方で、ニー・ボルスターも斜め上方向に移動してひざや大腿部、臀部などの下半身への衝撃を和らげる。衝撃エネルギは、どちらも移動ユニットするユニットに取り付けられた金属帯が、複数のピンの間をしごかれながら通る際の摩擦抵抗によって吸収する。
この両者の組み合わせによって、様々な体格のドライバーの傷害を、最大で27%低減できるとデルファイは試算している。また、DDPMに統合されているペダルも、車体に衝撃が加わるとドライバー脚部から前方に移動し、ドライバー下半身への負荷を削減する。
また、ステアリング・コラムやニー・ボルスター、ペダルが一体化しているため、それぞれの部分をばらばらに取り付けるよりもコンパクト化が可能で、車両への組み込みに要する時間も最大で90%削減できるという。
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