米Maxtor Corp.の2005年第3四半期決算(2005年10月1日締め)は,再び赤字に陥った(発表資料)。売上高はほぼ前年同期並みの9億2600万米ドルだったが,純損失1700万米ドルを計上している。直前の四半期に5四半期ぶりで黒字化した同社だが,再び赤字に転落した。シンガポールにおける人員削減に伴う退職金などの費用を420万米ドル計上するなど,減益要因があったとする。

 ハード・ディスク装置(HDD)の出荷台数は対前年同期比4.7%減,対前期比では9.0%増の1316万台だった。約1220万台がデスクトップ・パソコン向け,約114万台がデジタル家電向けという。平均販売単価は直前四半期の77米ドルから70米ドルへ低下している。粗利益率も前期の13.2%から11.1%へ低下した。

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