米Seagate Technology LLCの2006会計年度第1四半期(2005年9月30日締め)の売上高は,対前年同期比34%増の20億8800万米ドルとなった(発表資料)。営業利益は同365%増の2億6500万米ドルである。ハード・ディスク装置(HDD)の出荷台数は対前年同期比24%増の2683万5000台だった。同社の社長兼 CEOであるBill Watkins氏は,「全分野において需要が堅調だった。特にノート・パソコン向けとデジタル家電向けの需要が旺盛」と好決算の背景を語る。

ノートPC向け,デジタル家電向けが特に伸びる

 HDDの出荷台数は,エンタープライズ向け,デスクトップ・パソコン向け,ノート・パソコン向け,デジタル家電向けの全分野で前年同期を上回った。中でもノート・パソコン向けの成長率は256%,デジタル家電向けは34%と高い。デジタル家電分野では,録画機向けが前年同期の2倍以上の出荷台数を記録している。1インチ型の「ST1」シリーズも,GPS携帯電話機やフォト・プリンターなど採用機器が増えたという。平均販売単価は直前の四半期から約2米ドル低下したが,同社は「期初の予想通り」としている。

 2005年12月締めの2006会計年度第2四半期決算は,売上高が21億~22億米ドル,GAAPベースの1株当たり利益が0.48~0.52米ドルになる見込み。なお,前年同期は売上高が18億5000万米ドル,1株当たり利益は0.29米ドルだった。

■海外企業の最新の決算はこちらからご覧いただけます。