100gを切る第3世代携帯電話機
100gを切る第3世代携帯電話機
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 KDDIは,韓国Pantech&Curitel Communications, Inc.(P&C社)と共同開発した携帯電話機「A1405PT」を発表した(発表資料)。重さは98g,外形寸法は47mm×93mm×20mmであり,折り畳み型の第3世代移動体通信(3G)方式の携帯電話機としては「最小・最軽量」(KDDI)とする。KDDIは,2005年11月下旬から同機種の販売を始める。

 価格はオープンだが,当初の店頭での価格は6800円程度になるものと見込んでいる。KDDIの3G対応機には,「A」で始まるCDMA2000 1X(KDDIのサービス名は「CDMA 1X」)対応の普及機と,「W」で始まるCDMA2000 1x EV-DO(同「CDMA 1X WIN」)対応の高性能機がある。CDMA2000 1X対応機は1万円を超えるものもあり,今回発表したA1405PTは,最も安い水準にある。

 KDDIとP&C社は2005年8月,日本市場向けの携帯電話機を共同開発することを明らかにしていた(Tech-On!の関連記事)。今回は,その最初の成果となる。

 P&C社は,1983年に発足した韓国Hyundai Electronics Industry Inc.の通信部門が母体となっている。その後2001年にHyundai Curitel Inc.として独立,同年Pantech Co. Ltd.と提携した。現在,P&C社はPantechグループの1社になっている。