30フレーム/秒の動画を表示
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米QUALCOMM Inc.は，携帯機器に向けた一斉同報型動画配信サービス「MediaFLO」の受信回路を内蔵した携帯電話機を試作，2005年9月27日から米サンフランシスコで開催中の「CTIA Wireless I.T. & Entertainment」で動作を実演した（ニュースリリース ）。QUALCOMM社はこれまでも試作ボードを使った受信デモを披露していたが，携帯電話機での受信デモを公開するのは今回が初めて。QUALCOMM社の子会社である米MediaFLO USA Inc.が，2006年第4四半期から北米地域でサービスを開始する予定。
CTIA会場の同社ブースで端末を公開した。動画の符号化方式にはH.264/MPEG-4AVCを使う。30フレーム/秒のQVGA動画をサポートする。搭載する850mAhのLiイオン2次電池を使い，約4時間の連続視聴が可能。会場近くに設けた送信アンテナからの電波を内部の専用RF回路で受信し，OFDM復調を行っている。実演では6チャンネルの表示を見せていたが，実際のサービスの際には20チャンネルの表示に対応予定とする。
