沖電気工業は,ICのESD(静電気放電:electrostatic discharge)保護回路の設計期間を従来の1/3に短縮する手法を開発した。ESD保護回路とは,チップの非動作時に静電気放電などによって外部端子から大電流が流れ込んだときに,チップ内部回路を保護する役割を担う。チップ上の避雷針とも言える。同社はすでに今回の手法を高耐圧液晶ドライバーICなど,実際のチップ開発に適用している。
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