オムロンヘルスケア,血圧脈波を正確に測定可能な検査装置を開発
オムロンヘルスケアは2005年9月7日,循環器系疾患の指標である「AI(Augmentaion Index)値」を簡単に計測できる血圧脈波検査装置「HEM-9000AI」を発売する。手のひら側の手首部分にある,とう骨動脈の波形からAI値を算出する。
手首に押し付ける圧力センサは7×15mmの大きさで, 40チャネルを1チップ化したものを新開発した。このため,多少位置がずれても計測に最適なセンサを自動的に選択できる。押し付ける力も,センサから得られる波形から自動調整される仕組みだ。
動脈にセンサを押し付け,動脈の内圧の変動を電気信号に変換して測定する方法は「トリメトリ方式」と呼ばれる。血管壁の硬さや張力の影響を受けることなく血管内圧を測定でき,カテーテルを血管に差し込んで内圧を直接測る波形に近い,高い精度の波形を得ることができる。
AI値とは脈波を測る主な指標の一つで,心臓の収縮によって発生する「駆出波」の大きさを分母に,駆出波が末梢血管や動脈の分岐部で反射することで発生する「反射波」の大きさを分子とした値。末梢動脈や太い動脈の脈波伝播経路が硬いと,反射波の振幅が大きくなると同時に,反射波が戻ってくるまでの時間が短くなる。つまり,AI値を図ることで,血管の状態(動脈の硬さ)や心臓への負荷を把握できる。
測定する際には左手首を手首台に置き,とう骨動脈の上にセンサが位置するように脈波センサユニットを手首に装着する。あとは本体のスタートボタンを押すだけでよく,約1分間で計測できる。右手を使って血圧を同時に測定することも可能だ。AI値は心拍数によって変化するため,計測値だけでなく心拍数75に換算したAI値や脈波の波形,心拍数,血圧などを本体のディスプレイに表示する。表示内容を印刷する機能も装備しており,印刷時には年齢標準値との比較をグラフ表示する。
外径寸法は,本体が幅240×高さ260×奥行き235mm,脈波計測ユニットが幅170×高さ145×奥行き315〜410mm。価格は157万5000円(税込み)。
連絡先:コーリンメディカルテクノロジー カスタマサポートセンター
電 話:0120-088-203
URL:http://www.colin-mt.jp












