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富士重工が新型ハイブリッド機構などを公開、ミラーサイクルを採用

2005/08/18 19:44
田知本 史朗=日経Automotive Technology
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 富士重工業が新型のハイブリッド機構「ターボパラレルハイブリッド(TPH)」を公開した。2007年度に試験的に導入を予定しているハイブリッド車に搭載する機構で(関連記事)、これまで公開していたシリーズハイブリッド機構「SSHEV」とは異なるもの。また、発表会場にはLiイオンを利用した新しいキャパシタ「リチウムイオンキャパシタ」(関連記事)、12V系電源にリチウムイオンキャパシタを利用した「R1e」(関連記事)、NECラミリオンエナジー製のLiイオン2次電池なども展示した。

図1◎水平対向4気筒エンジンに最高出力10kWのモータを組み合わせる「ターボパラレルハイブリッド」。

 TPHは排気量2.0Lのターボ付きエンジンと自動変速機の間に、幅58mmのDCブラシレスモータを組み込む。モータの最高出力は10kWで、最大トルクは150N・m。エンジンは圧縮比よりも膨張比が大きいミラーサイクルエンジンとして燃費を改善している。車両としては従来型車両よりも30%ほどの燃費改善を目指しており、そのうちわけは10%がミラーサイクルとエンジン自体の摩擦低減だという。ハイブリッド化によるアイドリングストップやエネルギー回生で20%ほどの燃費改善を目指す。

 ミラーサイクルを採用したことで低速トルクが低下してしまうが、モータをアシストに使うことで補う。同じくミラーサイクルの「ユーノス800」などはスーパーチャージャで過給することでトルクを補っていたが、摩擦によるロスが多いことから採用は避け、ターボを追加することで高回転域の出力を上げている。これまで同社が発表していたSSHEVでは100kWという大出力のモータを組み合わせていたが、モータが大型になり搭載性が犠牲になることや、コスト面から薄型のモータとした。また、パラレルハイブリッドでエンジンとモータの間にクラッチを加えることで、回生時の効率を上げる機構の例もあるが、やはり搭載性を優先して今回は見送ったという。

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