視野角制御機能付きの液晶を搭載したシャープ製「DOLCE」
視野角制御機能付きの液晶を搭載したシャープ製「DOLCE」
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VeilViewをオンにした状態。ダイヤモンド状の格子模様が出て,画面が見づらくなっている
VeilViewをオンにした状態。ダイヤモンド状の格子模様が出て,画面が見づらくなっている
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VeilViewをオフにした状態。待ち受け画面が斜め方向からでも鮮明に見える
VeilViewをオフにした状態。待ち受け画面が斜め方向からでも鮮明に見える
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 NTTドコモは,シャープが開発した「VeilView(ベールビュー)液晶」を搭載したシャープ製のFOMA端末「DOLCE(ドルチェ)」を2005年8月5日に発売する(発表資料)。VeilView液晶は,端末の画面を左右からのぞき見されるのを防ぐ技術で,シャープが2005年7月に技術発表している(Tech-On! 関連記事)。

 DOLCE操作部の中央下部には,視野角を切り替えるボタンがある。このボタンを押すごとに,VeilView液晶機能のオン/オフ,すなわち視野角の狭い状態と広い状態を切り替えられる。左右の視野角は,VeilView液晶機能がオンの状態で90度(左右各45度),オフの状態で160度(同80度)である。VeilView液晶機能をオンにしても,正面から画面を見る際にはオフの状態と変化がなく,解像度や明るさの低下といった影響もないという。

 NTTドコモではDOLCEを40代~50代のビジネス・パーソンに向けた端末と位置付けており,「例えば,電車の中で業務にかかわる電子メールを読むといった用途に向いている」としている。