Orange社のサービスで利用されるHMD
Orange社のサービスで利用されるHMD
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 フランスなどで携帯電話サービスを行なうOrange SAは,携帯電話機とヘッド・マウント・ディスプレイ(HMD)を組み合わせてユーザーに提供するサービスを2005年10月から開始する。米MicroOptical Corp.製のHMDを,韓国Samsung Electronics Co.,Ltdの動画再生機能を持つ携帯電話機「SGH-D600」と組み合わせて提供する。Orange社のマルチメディア・サービス「Orange World」で提供する動画コンテンツなどを視聴できるもよう。

 MicroOptical社のHMD向けに小型液晶パネルを供給する米Kopin Corp.が明らかにした( 発表資料 )。MicroOptical社のHMDは,0.24インチ型で解像度がQVGAの透過型液晶パネルを備える。携帯電話機からの映像信号の入力にはコンポジット・ビデオ端子を使う。単4形の乾電池を3本使い,最大5時間映像を表示できるという。HMDの重さは約70gとしている。