ホンダは2005年7月5日、2005年秋発売予定の新型「シビック」に搭載する新ハイブリッドシステム「3ステージ i-VTEC+IMA」を発表した。可変バルブタイミング・リフト機構のVTECを搭載した1.3L・SOHCエンジンと15kWのDCブラシレスモータを組み合わせ、エンジンの全気筒を休止させたままモータ走行ができるのが特徴。


図1◎新ハイブリッドシステムのエンジンとモータ

 3ステージ i-VTECエンジンは、5つのロッカアームの連結と解除を行うことで、気筒休止、低回転、高回転の三つのモードでバルブを制御する。減速時には全気筒のバルブを閉じて、4気筒すべてを休止させることで回生できるエネルギ量を10%増やした。発進時はエンジンを始動して低回転モードを使用するが、30km/hから60km/h程度までの低速走行では再び全気筒を休止し、モータで走行する。