富士重工業は、「インプレッサ」シリーズを一部改良して2005年6月16日に発売した。フロントグリルやヘッドライト、フロントバンパーのデザインを変更したほか、内装の仕様も一部変更した。


図1◎「インプレッサ」のセダン「15i」。リアスポイラーはオプション。

 併せて一部改良した「WRX STI」シリーズでは、エンジントルクを向上し、電子制御式4輪駆動システム「DCCD(ドライバーズ・コントロール・センターデフ)」にトルク感応型の機械式LSD(リミテッド・スリップ・デフ)を追加した。さらに、専用外観デザインを採用し、空力特性を向上した。


図2◎「インプレッサ」の「WRX STI」。

 フロントグリルは、ターボエンジン搭載車をステンレス製メッシュタイプとし、自然吸気エンジン搭載車を樹脂製メッシュタイプとした。フロントとリアのランプは丸形状をモチーフとし、テールランプとブレーキランプを上部に配置し、後続車からの被視認性を向上した。


図2◎「インプレッサ」のスポーツワゴン「WRX」リアビュー。

 セダンとスポーツワゴンの「WRX」モデルとスポーツワゴンの「1.5i-S」モデルは、WRX STIと同じデザインのフロントバンパーを採用した。セダンのWRXにはバンパーサイドにサイドグリルを装備し、WRX STIと同じサイドシルスポイラーを装着した。