イタリアFerrari社が特定顧客向けのサーキット専用モデル「FXX」を発表した。生産台数は20台ほどで、購入希望者はFXXプロジェクトにテストドライバーとして参加することになる。

図1◎「FXX」フロントビュー。一応、助手席がある。

 排気量6262ccのV型12気筒エンジンを車両中央に搭載し、最高出力は800hp(597kW)以上。F-1の技術を適用したという変速機は100ms以下でギアチェンジできるが、これはF-1車両とほぼ同じ早さだという。

 スポイラーの追加により、従来車両よりも40%ほど多くのダウンフォースを発生するほか、スポイラーの設定をサーキットに合わせて変更もできる。ブリヂストン製の19インチタイヤ、イタリアBrembo社製のブレーキパッドなどは専用設計とした。

図2◎「FXX」リアビュー。