ジャストシステムの「モジット」のユーザー・インタフェース
ジャストシステムの「モジット」のユーザー・インタフェース
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 ジャストシステムは,予測変換機能を利用する日本語入力システム「モジット」を開発した(発表資料)。WWWブラウザの検索ウインドウなど文字入力領域への日本語入力時に,キーボードを使うことなくマウスだけで日本語の入力ができる。マウス・カーソルを文字入力領域に重ねると自動的にモジットが起動して,候補となる言葉の一覧を表示する。モジットは,携帯電話機のテンキーに倣ったユーザー・インタフェースを採用している(図)。この画面で入力したい言葉を順に選択すると,前方一致方式の検索を実行し一覧表示する。予測した候補の中に,目的の言葉があればクリックして確定する。入力方法は,「かな」「英字」「数字」「記号」の4種類がある。

 利用場面に応じて,同社が「カートリッジ」と呼ぶ,特定の分野向けの予測候補に切り替えるための機能を用意した。カートリッジには,「標準」「インターネット」「エンターテイメント」「スポーツ」「お気に入り(ユーザーごとのカスタマイズ)」の5種類がある。

 モジットは「Windows XP」上で動作するソフトウエアとして,「 ATOK.com」からダウンロードできる。対応するブラウザは,Microsoft Internet Explorer 5.5(SP2)以上。「テクニカルプレビュー版」として無償提供し,ユーザーから得たアンケート結果を製品に反映する。ダウンロード提供期間は,2005年8月31日まで。