日本記録メディア工業会は,2004年(1~12月)の国内における記録メディアの販売実績(確定値)を発表した。これによると,録画用の追記型DVDは対前年比177%増の1億4400万枚,データ用は同114%増の1億3300万枚と大幅に伸長した。録画用はテレビ放送の録画に加えて,VHSからのダビングやビデオ・カメラで撮影した映像の保存などの需要も高まっている。データ用はパソコンのハード・ディスク装置(HDD)の大容量化に伴う保存用メディアとしての用途が需要増を支えている。

 一方,書き換え型DVDは録画用が対前年比78%増の4800万枚,データ用が同22%増の1100万枚となった。データ用CD-Rは同10%減の3億6000万枚,CD-RW(録音用,データ用含む)も同7%減の2500万枚と落ち込んだ。追記型DVDへ需要が移っているためとみられる。