MIPS社がDSP機能備えたコア「MIPS 24KE」シリーズを発表
米MIPS Technologies, Inc.は,SIMD演算などのDSP機能を備えた32ビットCPUコア「MIPS 24KE」シリーズを発表した(発表資料)。同社が2004年10月に発表したMIPSコア向けのDSP拡張命令「MIPS DSP ASE」(Tech-On!関連記事1)(Tech-On!関連記事2)を初めて搭載した製品となる。命令の追加が可能な品種や浮動小数点演算ユニットを備えた品種など合計4品種を取りそろえた。2005年第3四半期にライセンス供与を開始する。
台湾TSMCの130nmの標準CMOS技術で製造した場合,400MHz以上での動作を,同130nmの低電圧CMOS技術で製造した場合,650MHz以上での動作をそれぞれ保証する。1MHz当たりの処理性能は1.44 Dhrystone MIPSである。+1.2V動作時の1MHz当たりの消費電力は0.58mWである。なお今回,追加されたDSP命令を使うと,同命令を使わない場合と比べて約100MHzほど低い動作周波数で同じ性能を実現できるという。DSP命令を使ったマルチメディア演算用のライブラリも用意した。FFTやDCT,相関演算などを高速化できるとする。
回路規模は,浮動小数点演算ユニットなしの「24KEc」の場合,キャッシュを除いた論理回路のみで37万7000ゲート,それぞれ32Kバイトの命令キャッシュとデータ・キャッシュを搭載した場合の回路面積は130nmルールで設計した場合に7.5mm2である。DSP機能を備えない「24Kc」と比較して,ゲート数は9%,回路面積は2.7%の増加で済むという。
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