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これがCell搭載ボード,米IBMがブレード・サーバ機向けに試作

2005/05/24 18:18
蓬田 宏樹=シリコンバレー支局
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左にある2つの大きなパッケージがCell
左にある2つの大きなパッケージがCell
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巨大なヒートシンクと空冷ファンを載せていた
巨大なヒートシンクと空冷ファンを載せていた
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 米IBM Corp.が,ソニー・グループや東芝と共同開発したマイクロプロセサ「Cell」を搭載した試作ボードの実体が明らかになった。ゲーム業界最大の展示会「2005 Electronic Entertainment Expo(E3)」に合わせ,IBM社が米ロサンゼルス近郊のホテルの一室で,ごく一部の顧客に限り実演を見せていた。「完成度が高まっていることをアピールするためにデモの場を設けた。これまでのサーバ機の数倍の性能をたたき出す製品になる予定だ」(IBM社の技術者)とする。

 今回披露したのは,縦横の寸法が約23cm×43cmのブレード型ボード。IBM社は「Cell Processor Based Blade Server」と呼ぶ。1枚のボード上に,それぞれCell,512MビットのXDR DRAM,サウス・ブリッジLSIをそれぞれ2個ずつ搭載する。実演ではCellを2.4GHz〜2.8GHzで駆動させていた。「実験室では,もっと高速に動かしている。仮に3GHzで動作させれば,Cellの演算性能は理論値で約200GFLOPS,ボード1枚当たりでは約400GFLOPSに達する」(IBM社の技術者)。IBM社はこのボードを7枚格納するラックでの製品化を想定する。

 実演では2個のCellがそれぞれ8個ずつ内蔵する,合計16個の信号処理プロセサを使って,傍らに設置したディスプレイの画面上に,16個の3次元グラフィックス(布の画像)をリアルタイムに描画した。ボード上のCellやサウス・ブリッジLSIには,大型のヒートシンクと空冷ファンが取り付けられていた。このため現状ではラックに7枚のボードを収納できない。製品化の際には,薄型の専用ヒートシンクを用いることで,7枚のボードを収められるという。OSには「Linux 2.6.11」を使っていた。

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