「聴かせて検索」の表示例
「聴かせて検索」の表示例
[画像のクリックで拡大表示]
利用シーンのイメージ
利用シーンのイメージ
[画像のクリックで拡大表示]

 KDDIは,携帯電話機を使った楽曲名検索サービス「聴かせて検索」を2005年6月中旬に始める。同サービスは,テレビや街頭で流れている音楽に携帯電話機をかざすことで,楽曲名を検索して教えてくれるというものである。料金は月額210円。当初の対応機種は,2005年5月23日に発表した「W32SA」「W31T」「A5511T」の3機種。

 ユーザーは,専用のアプリケーション・ソフトウエアを起動し,曲名を検索したい音楽を携帯電話の回線交換網経由でそのまま専用サーバに伝える。サーバは,音楽の特徴を抽出して検索,その結果を送り返す。KDDIによると「検索時間は最大15秒,認識率は99%」(同社 執行役員常務 au商品企画本部長の井上正廣氏)という。

 同サービスは,音楽情報データベース「CDDB」で知られる米Gracenote,Inc.の楽曲データベースを利用する(Tech-On!の関連記事1Tech-On!の関連記事2)。KDDIは「これまで独立系のサービス事業者がGracenote社の技術を使って提供している例はあったが,通信事業者が提供するのは初めて」とする。

 同サービス用のアプリケーション・ソフトウエアは,メディアソケットが携帯電話機向けのソフトウエア・プラットフォーム「BREW」をベースに開発した。「着うたフル」やCD販売サイトなどとの連係機能も用意した。

●今回の発表会の関連記事
「映ればいいってもんじゃない」---KDDIが胸を張るテレビ・ケータイは…
・KDDIが「認識率99%」の曲名検索サービスを開始,米ベンチャーの技術を採用
今度の「FMケータイ」は,カー・ステレオなどにFM波で飛ばして再生

KDDIの発表資料