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HOMEスキルアップマネジメント > 「iPodへの補償金賦課,理解いただけると考えている」---JASRACの泉川常務理事

「iPodへの補償金賦課,理解いただけると考えている」---JASRACの泉川常務理事

  • 金子 寛人=日経エレクトロニクス
  • 2005/05/18 18:48
  • 1/1ページ

 日本音楽著作権協会(JASRAC) 常務理事の泉川昇樹氏は,私的録音録画補償金の改訂問題について「『iPod』を始め,ハード・ディスク装置(HDD)やフラッシュEEPROMを記録媒体に用いた携帯型音楽プレーヤについて,早期に補償金の対象とすべき」との考えを示した。2005年5月18日に開催されたJASRACの定例会見で語った。

 私的録音録画補償金をはじめ,著作権法の今後のあり方について,文化庁長官の諮問機関である文化審議会 著作権分科会 法制問題小委員会で議論が進められている。補償金制度については,2005年4月の同小委員会で集中討議が実施されるなど,重要な議題の1つとして取り上げられている(Tech-On! 関連記事1同 関連記事2)。

 泉川氏はHDD音楽プレーヤなどについて,「『用途が録音に限定されておらず汎用機であり,私的録音補償金の対象外』とするメーカー側の主張には無理がある。付加的な機能はあるとしても,録音を主目的とした機器であることは,各メーカーの広告を見ても明らかだ。この点は,同小委員会の委員にも理解していただけると考えている」と指摘。CDプレーヤやMDプレーヤなどの専用機に準じる形で,私的録音補償金の対象機器として著作権法施行令で指定できるとの考えを示した。

 泉川氏は,パソコンなど汎用機を用いた録音に対する補償金賦課についても言及した。「パソコンを利用した録音が実態として存在している以上,補償金の賦課は必要と考える」との考えを示した。その上で,「HDD音楽プレーヤなどの議題とは切り離して,十分な協議をしたい」と述べた。

 メーカー側の業界団体である電子情報技術産業協会(JEITA)は2005年4月の同小委員会で,私的録音録画補償金の廃止と代替制度の創設を提案したが,これについては「何をもってJEITAがそういう提案をしたのか,趣旨を十分に承知していないのでコメントできない」とした。

過去最高の使用料収入も「踊り場に入ったかも知れない」

 JASRACはこの日の会見で,2004年度(2004年4月~2005年3月)の音楽著作権使用料徴収額が1108億円(対前年度比1.2%増)過去最高を記録したことを明らかにした(発表資料)。「音楽CDからの使用料収入は落ち込んだが,一方で着信メロディーや放送事業者からの使用料収入が増加した」(JASRAC 理事長の吉田茂氏)。しかしJASRACの2005年度予算では,使用料徴収額が1082億円に減少すると見込んでいる。JASRAC 常務理事の加藤衛氏は「使用料収入は踊り場に入ったかも知れない。厳しい時代に入ったと認識している」という。

 転機とみているのは,JASRACが「ビデオグラム」と分類する映像ソフトからの使用料収入について,伸びが頭打ちになってきたためだ。「ここ数年,DVDのパッケージ・ソフト販売に伴う使用料収入が急成長していた。しかし旧作の復刻版発売は一巡しており,今後は大きな伸びを期待できない。使用料収入が減少している音楽CDなどと合算すると,プラス・マイナス・ゼロになってしまう」(加藤氏)と分析している。

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