センサ・ネットワークなどに向けた無線通信規格「ZigBee」の普及促進活動を進める米The ZigBee Allianceは,新たに20の企業および団体が加盟したことを明らかにした( ホームページ)。この結果,同Allianceの加盟企業数は150社を超えた。新規加盟したのは中国Huawei Technologies Co., Ltdや米Johnson Controls社など。ホーム・オートメーション関連機器や,車載機器,携帯端末などを開発する機器メーカーが多く加盟した。

 新たに加わったのは,Contec Co.,Ltd,Crestron Electronics,Inc,Digital Sun,Inc,Eka Systems,Inc,Fego Precision Industrial Co.,Ltd,Huawei Technologies Co.,Ltd,IBM Research GmbH,Indesign,LLC,INETCO Systems,Ltd,Innovative Wireless Technologies,Johnson Controls,L.S. Research,Inc, Mikrokrets AS,Mithril LLC,Signal Technology-AISD,Crane Co. Company, Trane ,Urmet Domus,Viconics Electronics,Inc,Vitelec BV,Xanadu Wireless.など。

 ZigBeeは,直接拡散方式のスペクトラム拡散技術を使って電波を送受信する。利用する周波数帯には2.4GHz帯や868MHz帯,915MHz帯がある。一次変調方式にO-QPSKを利用する際で,最大データ伝送速度が250kビット/秒となる。ネットワークのトポロジにはメッシュ型やスター型,クラスター・ツリー型を採れる。全てのトポロジに対応できる「Full Function Device」と,一部のトポロジのみに対応する「Reduced Function Device」という2つのデバイス・クラスが規定されている。