ニコンは,デジタル一眼レフ・カメラ「D50」を2005年6月に発売する。同社の現行機「D70」の下位機種に当たるが,撮影の基本性能はD70同等以上とみられる。同社はD50の発売に先立ち,D70の後継機として液晶ディスプレイやオートフォーカスなどを改良した「D70s」を2005年4月27日に発売する。それぞれの販売価格は表1の通り。D50の当初生産台数は14万台/月。D70sは8万台/月である。D50は子供の肌に向けた専用の画像処理機能「こどもスナップ」モードを搭載した。D50とD70s,D70の機能比較を表2に示した。

表1 ニコンが想定する実売価格
D50本体 D50
+18mm~55mmレンズ
D50
+18mm~55mmレンズ
+55mm~200mmレンズ
想定実売価格 9万円台 10万円台 13万円台
D70s本体 D70s
+18mm~70mmレンズ
想定実売価格 10万円前後 13万円台

表2 3機種の機能差の例
D50 D70s D70
連写性能 約2.5コマ/秒,連続約137コマ 約3コマ/秒,連続約144コマ 約3コマ/秒,連続約144コマ
シャッター速度 30~1/4000秒 30~1/8000秒 30~1/8000秒
撮像素子 新開発610万画素 610万画素 同左
画像処理LSI 新開発 D70用を小改変 ——
液晶ディスプレイ 2.0インチ型 2.0インチ型 1.8インチ型
電池寿命 約2000コマ 約2500コマ 約2000コマ
外形寸法 約133mm×102mm×76mm 140mm×111mm×78mm 同左
D50の外観
D50の外観
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こどもスナップの作例(ニコンがリサイズ済み)
こどもスナップの作例(ニコンがリサイズ済み)
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