テレビ・キャプチャ・ボード「PIX−DTTV/P1W」を2005年4月末から出荷する。
テレビ・キャプチャ・ボード「PIX−DTTV/P1W」を2005年4月末から出荷する。
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テレビ・キャプチャ・ボードは,地上デジタル・テレビ放送とBSデジタル放送,110度CSデジタル放送のチューナを備える。
テレビ・キャプチャ・ボードは,地上デジタル・テレビ放送とBSデジタル放送,110度CSデジタル放送のチューナを備える。
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電波産業会(ARIB)が定めた著作権保護規格に準拠した。
電波産業会(ARIB)が定めた著作権保護規格に準拠した。
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 ピクセラは,デジタル放送で提供されるHDTVの映像コンテンツをパソコンで表示可能にするテレビ・キャプチャ・ボード「PIX−DTTV/P1W」を開発した(発表資料)。AVパソコンへの展開を想定する。HDTVの映像コンテンツを,パソコンが内蔵するハード・ディスク装置(HDD)に記録したり,同社が提供するアプリケーション・ソフトウエアと組み合わせて表示できるようになる。既存のAVパソコンでは著作権保護のために,HDTVの映像コンテンツをSDTV画質に変換して表示していた。2005年4月末から,OEM供給先であるパソコン・メーカーに出荷する。

 既存のパソコンがHDTVの映像コンテンツを表示できなかったのは,PCIバスを介して映像データをやり取りする際に,不正に複製(コピー)される恐れがあるという考え方があったからである。ピクセラは今回,PCIバス上に映像データを流す際は,暗号化してやり取りするようにしてこの問題を回避した。HDTVデータのMPEG-2復号化は,パソコン本体のマイクロプロセサで実行する。電波産業会(ARIB)が定めた著作権保護規格にも準拠したという。テレビ・キャプチャ・ボードは,地上デジタル・テレビ放送とBSデジタル放送,110度CSデジタル放送のチューナを備える。

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