卵形の音楽プレーヤとBluetoothレシーバ
卵形の音楽プレーヤとBluetoothレシーバ
[画像のクリックで拡大表示]
Bluetoothレシーバだけを身につけて,プレーヤ本体はカバンに入れておける
Bluetoothレシーバだけを身につけて,プレーヤ本体はカバンに入れておける
[画像のクリックで拡大表示]

 東芝はCeBIT 2005において,記録容量が4Gバイトの0.85インチ型ハード・ディスク装置(HDD)を内蔵した携帯型音楽プレーヤを出展した。特定顧客に見せて意見を聞くなど製品化を模索している段階で,具体的な製品化時期などは未定という。

 出展した携帯型音楽プレーヤは手のひらにすっぽり収まる卵形である。この中にHDDやSDメモリーカード・スロット,Bluetoothモジュール,デジタル信号処理回路,Liイオン2次電池などを組み込んだ。楽曲データだけでなく,一般のデータを持ち運ぶメディアとしても使える。同プレーヤにSDメモリーカードを差し込むことで,同カード内のデータを内蔵HDDにコピーでき,別の場所などでパソコンにUSBインタフェースを介して接続すれば,プレーヤの内蔵HDDがパソコンの外部記録媒体として認識される。Bluetoothモジュールを使って別のモジュールに音楽を転送することも可能だ。

 実際同社は今回,この音楽プレーヤと組み合わせて使える小型軽量のBluetoothレシーバも見せた。このレシーバを利用すれば,プレーヤ本体をカバンに入れておいても音楽を聴くことができる。再生や停止,早送りや巻き戻し,音量といった制御はレシーバ側から行える。現在のところ,Bluetooth機能を利用した場合のプレーヤの連続再生時間は約5時間。レシーバの動作時間も同じく約5時間である。製品化する場合は,連続再生時間をできるだけ延長したいという。


※このほかの「CeBIT 2005」関連記事は,特設サイト「Tech-On! CeBITスペシャルレポート」でご覧いただけます。