図1 GDCの横断幕が張られる
図1 GDCの横断幕が張られる
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 3月7日,米国カリフォルニア州サンフランシスコ市。本格的な春の到来を思わせる日差しの中で,世界中からゲームのクリエイター達が集結する「Game Developers Conference(GDC) 2005」が開幕した。7日と8日はチュートリアルのほか,シリアス・ゲームや携帯型ゲーム機に関するセッションを開催した。本格的な展示やセッションは9日以降となるにも関わらず,会場となったThe Moscone Convention Center Westには,ラフな格好のクリエイター達がひしめいていた。

 今回のGDCで特に注目が集めているのが基調講演である。次世代ゲーム機を開発する3極となる企業のうち,米Microsoft Corp.からはXBOX事業を統括するJ. Allard氏が,任天堂からは同社 代表取締役社長の岩田聡氏が登壇する。最後の1極であるソニー・コンピュータエンタテインメントによる同様のスピーチはないが,その代わりに次世代プレイステーションに搭載するマイクロプロセサ「Cell」に関するセッションを設ける。Cellに関連する同社のソフトウエア戦略を初めて説明する予定である。これらのセッションから,2005年末~2006年にかけて発売が予定される次世代ゲーム機の形を垣間見ることができそうだ。

図2 昼食会場のテーブルが満席で,地べたで食事を採る姿も
図2 昼食会場のテーブルが満席で,地べたで食事を採る姿も
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図3 サンフランシスコは春のような日和
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