上が「RD-H1」。筐体の高さは58mm。下に配置した同社のHDD内蔵型DVDレコーダ「RD-X5」と接続し,連携して見せた
上が「RD-H1」。筐体の高さは58mm。下に配置した同社のHDD内蔵型DVDレコーダ「RD-X5」と接続し,連携して見せた
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RD-H1のコンテンツの記録先としてRD-X5のDVD媒体を選べる
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 東芝は250GバイトのHDDを内蔵したHDD単体レコーダ「RD-H1」を発表した。2005年3月中旬に発売する予定。価格は現在のところ未定だが「3万円台前半を想定している」(同社)という。店頭販売は行わず,同社のインターネット直販サイト「Shop1048」でのみ販売する。

 RD-H1は,Ethernetを介して録画コンテンツをやりとり可能な「ネットdeダビング」と呼ぶ機能を活用することで,この機能に対応する既存の同社製HDD内蔵型DVDレコーダと連携できる。例えばRD-H1のHDDに録画した番組を接続先のDVDレコーダに転送し,DVD媒体に直接記録したり,HDDに移したりできる。HDD単体レコーダには記録容量が限られている課題が付きまとっていたが,ネットワーク機能を活用してこれを補った。

増設HDDとしても利用可能

 DVDレコーダのHDDに保存したコンテンツをRD-H1に移動するなど,RD-H1を増設HDD代わりに使うこともできる。さらに同社は,従来のHDDレコーダは高価で,これが普及を妨げる要因の1つだったと指摘し,RD-H1は価格が3万円台と割安であることをアピールした。ちなみにIEEE1394インタフェースやUSB 2.0インタフェースを搭載した容量250Gバイトのパソコン用外付けHDDの価格は,大手量販店で2万2000円~2万5000円ほどである。RD-H1が地上アナログ放送チューナを搭載し,録画,再生,編集のほか,EPG(電子番組ガイド)を使った録画予約なども可能であることを考えれば,割安の商品とユーザーには映りそうだ。