米Macrovision Corp.は,同社の著作権保護技術に関連する特許などを米Microsoft Corp.に対してライセンスしたと発表した(発表資料)。さらにMacrovision社と米Microsoft社は,両社の著作権保護技術の互換性を実現するために契約を結んだことも発表した(発表資料)。

 今回Microsoft社に対してライセンスされた著作権保護技術には,映像信号の不正なアラログ録画を防止する「ACP」や,同技術をビデオ・オン・デマンドや視聴した番組に応じて料金を支払うPPVに拡張した「ACPe」,デジタル録画の世代管理を行うための「CGMS-A」(copy generation management system)などを含む。まず,Macrovision社の不正コピー禁止技術が施されたアナログ映像信号をパソコンに転送して,Microsoft社のWindows Media DRMの管理のものとでタイムシフト視聴用に一時保存できるようになりそうだ。Windows Media DRMの管理下にあるコンテンツは,Macrovision社の不正コピー防止機能を施してアナログ出力することも可能となる。